もみ返しと好転反応について
こんにちは。
事業推進部の青島です。
皆さんは施術を受けた後に筋肉痛のような痛みを体に感じたことがありますか?
マッサージを受けて痛くなったからマッサージのせいだ、もうマッサージを受けたくないと思ってしまうかもしれませんが、その反応は一概に全てが良くないことではありません。
もみ返しと好転反応という2つの反応があり、それらについてお話しさせていただきます。
もみ返しとは、マッサージ後などに身体に現れる悪い反応です。過度な強い刺激(押す力が強いなど)により、筋肉にある筋膜や筋繊維が損傷し、炎症を起こしてしまうことです。
炎症反応により痛みや腫れ、硬直感などの症状が現れます。
施術部位のみに症状が現れることが多く、痛みが3日以上続くこともあります。
高齢者の身体は繊細で傷つきやすいため、特に注意しなければなりません。
好転反応とは、施術により筋肉や歪みの緊張が緩和され、身体が正常に戻ろうとする際に起きる反応です。
全身がだるくなったり眠気や全身のほてりを感じることがあります。
一時的な不調は1〜2日でほとんど治り、長くても3日程度で消失します。
もみ返しの対処法として、保冷剤や氷を入れたビニール袋をタオルなどで包み、患部に当ててください。もし冷たすぎて感覚がなくなりそうでしたら冷やすのをやめてください。冷やす目安は約10分〜15分ほどです。
冷やす期間は炎症期のある48時間までとし、それ以降はよく温めるようにしてください。運動やストレッチは控え安静にしてください。
両者とも症状はよく似ていますが、原因は違います。
1番もったいないのは好転反応を悪いことだと思い込んでしまい、施術をやめてしまうことです。
もみ返しと好転反応の明確な症状の差はありませんが、不快感のある痛みを伴う場合、長期間痛みが続く場合などは、もみ返しであると言えます。
また、特に強い力で揉まれる、伸ばされるなどの施術を受けた記憶がないにも関わらず、痛みやだるさが出る場合は好転反応である可能性が高いですが、症状が重い場合は相談していただき、お休みすることも大事です。
施術師に遠慮なく相談していただければと思います。